タイのあれこれ

【ツアー】バンコク最大のスラム「クロントゥーイ」で本当タイを知る

せっかく子連れで海外旅行するなら、

ただ楽しいだけでなく、こどもの学びにもつなげられたらなおいいですよね。

これが最近話題の『旅育』です。

観光も、文化やリアルにホンモノを見ることで刺激を受けることだけでも

旅育ではあります。

が、観光だけでは触れられないそこに住む人のリアルも観ることも

狭い世界で生きているこどもたちにとっては大きな刺激になります。

今回は、そんな考えるきっかけになるようなツアーをご紹介します。

クロントゥーイスラムとは?

かつてはバンコクNO.1危険なスラム

タイ最大のスラムと呼ばれています。

なんと10万人の貧困層が住んでいると言われています。

かつては、日雇いの湾岸労働者や麻薬中毒者が多く住みバンコクで一番治安の悪い場所と

言われていましたが、今は比較的改善されているようです。

他の国のスラムだったらカメラを出しただけでも襲われるかねないですし

スラムは本当に危険です。

バンコクの日本人が多く住むスクンビットエリアから車で10 分くらいのところにあり、

バンコクの食卓とも言われるほど、最大級のローカル生鮮市場である

クロントゥーイ市場の近くです。

スラムの人たちはどんな生活をしているの?

だいたいがその日暮らしと言われています。

日雇いの仕事や、タクシーやバイクタクシーをしていたり。

そのこどもたちは色々な財団に支えられて学校に通えています。

そのうちのシーカー・アジア財団というところが特に

教育こそが貧困から救い出せる手段であるとし、

積極的に教育の支援を行っています。

図書館の運営もされており、こどもたちは学ぶ機会があります。

このツアーに参加してこの図書館に行くと、

スラムのこどもたちを触れ合うこともできますよ。

東日本大震災に100万円を寄付したスラム

私がツアーに参加して一番衝撃を受けたのが

その日暮らすために稼ぐのが精一杯のこのスラムの貧困層の方々が

寄付をしてくださったという事実。

しかも100万円も。

バンコクの最低賃金は日給331B(1,100円程度)ではあるものの、

このスラムではおそらくそこまで稼げていないはず。

それで家族との生活があるにも関わらず、日本へ多くの寄付をしてくれました。

そんな、日本にもゆかりのある、やさしいスラム。

こんなお話も聞けるので、こどもたちと一緒にツアーに参加するのは

とってもおすすめですよ。

クロントゥーイスラムのツアーって何するの?

ツアー当日の流れ

  • クロントゥーイスラムについての説明
  • クロントゥーイスラムを散策
  • シーカー財団の図書館見学
  • シーカー財団で作られたアイテムFEEMUEなど購入

ボランティアの方が丁寧に日本語で説明してくださいます。

成り立ち、今どういう状況か、そして

東日本大震災のときに寄付してくくれたときのこともうかがうことができました。

この知識を入れた上で、いよいよスラムの散策です。

クロントゥーイスラムを歩いてみる

入り組んだ、人がすれ違えるほどの細い道がにぎっしり家が密集しており

水はけが悪く、ジメジメとした印象でした。

私も色々な国でスラムを見てきましたが、比較的貧困層といえども

身なりはそれなりにちゃんとしていて、こどもたちも靴を履いて走っていました。

ゴミがすごい!ということもなく匂いもそこまでひどくないのですが

雨季はきっとかなりジメジメ川の水もまじりドブの匂いがしたり

ぬかるむ通りもあるようです。

散策してみると、洗濯ものが干されていたり、

その間をこどもたちが楽しそうに走り抜けて笑顔を見せてくれたり。

彼らの日常がそこにありました。

1人でスラムに入ったら、こんなに生活空間に近づくことはできません。

ガイドの方と一緒に歩くからこそ、

私達でもホンモノのスラムの生活を垣間見ることができるのです。

子連れでもツアー参加大丈夫?

危険度、衛生面、色んなことを考えてしまいますよね。

でも、歩くだけですし、ガイドの方となので問題ありません。

むしろ、こどもたちにこういう生活をしている人がいる。ということを

五感で感じてもらい、その後何を考えるかを共有していただきたいです。

図書館ではこどもたちが集っているので

もっと子どもたち同士で近づけるいい機会になりますよ。

うちの子はまだ赤ちゃんでしたが、みんなが一緒に遊んでくれました。

支援につながる商品の購入が可能

FEEMUEというシーカー・アジア財団がプロデュースするスラムのブランドがあります。

日本人のデザイナーがスラムのイメージを払拭するために担当し

日本でも使いやすい飽きのこないデザインとなっています。

お米の袋を利用してつくっているのでとっても丈夫なのも特徴です。

また、伝統的なモン族の柄を使ったピアスや、小物入れもあるので

お土産にいかがでしょうか?支援にもなります。

ツアーのお申し込み先はコチラ

不定期開催なので、まずはお問い合わせを!

日本人や日本語の話せるタイ人のボランティアさんがいるので

色々相談してみてください。

シーカー・アジア財団 詳細

団体名 シーカー・アジア財団 SIKKHA ASIA FOUNDATION
地図 GoogleMapで開く
電話 02-249-7567
WEB HPFacebookInstagram(FEEMUE)
メール admin@sikkha.or.th・sikkhaasia@gmail.com

 

まとめ

少しう勇気のいるツアーかもしれませんが、

私は、小さい頃から両親がアジアに旅行が好きで

連れて行ってもらっていたのですが

そのときに必ずスラムに行くという時間があったんです。

なのでスリランカ、インドネシアなどのスラムに行った頃があり、幼いながらに

すごく衝撃を覚えたのを今でも思い出します。

その時の印象とはクロントゥーイは大きく違いました。