タイのあれこれ

バンコクで【旅育】家族でタイの格差について話してみよう

久しぶりにタイを訪れた方はバンコクの発展に驚くはずです。

交通網は発達し、綺羅びやかなデパートで高級ブランドの数々。

日本でもあまり見かけないとんでもない高級車が走っていたり

おしゃれなカフェもレストランも至るところにできました。

日本人にとっては治安もいいし、買い物もできていいホテルにも泊まれて

こどもにも優しい国なので旅行としては最適なんです。

でも実際は、大きなデパートの裏にはトタン屋根の家があったり。

きれいとは言えない川でこども立ちが遊んでいたり。

ミドル層の多い日本と違ってタイの格差は二極化しているので

こういう光景はなかなか見れませんよね。

実際のタイの姿をこどもの見せるっていうのも旅育の醍醐味として

一つのアクティビティにしてみてはいかがでしょうか?

今回は、旅育という目線でご紹介していきます。

タイは明らかな格差社会です。

実際、タイはここ数年で発展して変わってしまったなって

思うこともあるかもしれないのですが実は発展した地域はごく一部。

東京に比べたらとっても狭い範囲なんです。

綺羅びやかなデパートから少し歩くと40 B(約150円)で食べられる

タイ料理の屋台が並んでいたり、トタン屋根で住んでいる地域もすぐ隣にあったり。

同じ国とは思えないほど混在していて格差を感じることが多いです。

タイのお金持ちはずっとお金持ち

タイは物価も安いし、日本より貧しい国と思われがちですが

タイのお金持ちは日本人が想像を絶するようなお金持ちです!

例えば、教育費だけでインターに通わせ習い事もさせ

1人あたり年間500万くらいかけたりする人はザラにいますし、

何人もお手伝いさんもいて、子育てはナニーさんがメインだったり。

しかも、ずっとお金持ちなんです。

理由は、相続税がないから。

日本の明治時代と同じ感じでしょうか?相続税が発生しないのでずっと資産を確保でき

お金持ちが守られるようなシステムになっているのです。

2021年タイの最低賃金はいくら?

バンコクでの最低賃金は日給331B(約1,100円)だそう。

タイにおける最低賃金は、賃金委員会により都道府県別に決定され、随時改定されます。2021年1月時点の最低賃金は、例えば、Bangkok, Nakhon Pathom, Nonthaburi, Pathum Thani, Samut Prakan, Samut Sakhon等については、日給331 バーツとされています。

東京の最低賃金が時給1,103円なので

日本だったら1時間でバンコクの日給分稼げてしまう計算になりますね。

つまりは東京の1/8です。

なので、前述したように40B(約150円)でタイラーメンが食べられるのは

納得できますよね。

タイラーメンは40Bでカフェラテ120Bの世界

バンコクのカフェでラテを飲むと120B(約400円)のところがほとんど。

清潔感があって、冷房も効いてて、おいしいコーヒーが飲めます。

でもこのラテは、タイラーメン3食分の値段なんです。

つまりは行く場所によって、同じタイ人でも全然違うということです。

いわゆるローカルと呼ばれる場所は、大半の庶民的なタイ人が集うので

同じ国なのに、こんなに違いがあるということを

こどもに伝えるのはいい機会だと思います。

旅育とはこどもの視野を広げる大きなきっかけ

旅育は最近話題のキーワードですが、

特に海外旅行の場合は、知らない世界を見て視野を広げるきっかけになると思います。

もちろん日本と違うということ。タイの中でもこんなに格差があること。

親、親戚、学校のともだちとの狭い関わりしかないこどもたちが

自分が知らない世界を観ることは

かなりの刺激となり、多くのことを考えるきっかけとなります。

リアル感。肌で感じることが大事。

私達がこどもの時と違って、

ネット上で色んな情報を簡単に得られるようにはなりましたが

やっぱりリアルは大事です。

そこの匂い、飛び交う声、騒音、温度感。

これを五感を使って身体全体で体感することで記憶が染み付きますし

自分ごととして考えることに繋がるはずです。

旅育のすすめ、単なる観光に+αしよう

旅、特に海外旅行は

このように、ただ楽しむだけでなく子供の五感を刺激し

肌で体感したという経験が、いつか何かのきっかけになるはずです。

観光をするのももちろん大事ですが、

親もこどもと一緒に、日本との違い、格差について、文化の違いを

一緒に話、意見し合うことも親と子の絆作りとしても有効です。